「ひとり情シス ONE MAN IT」
ひとり情シスを読んでの書評です。
いくつか心に残ったことを残します。
100名以下の中小企業でひとりも情シスがいない事も?
中小企業だと社長や技術部長が兼任するケースが多いらしい。 やはりそもそも情シスをその人数で専任として立てる事は難しい模様。
900人規模でも多くても6人ぐらい。
やっぱり情シスの規模はどこにいってもそのぐらいに規模なんだろう。 ただし情シスの定義は明確ではないので、 セキュリティ、IT導入、保守、開発の他に本事業をどのぐらい行うかによっても、 変わってくるのかなと思う。
著者の清水博さん
この方もデルの中の情シスの方と思いきや、営業部長とな。 ただ営業する中でお客さんがどういった人かを分析する上でも、 このような著者を書いたのかなと。 ちなみに読みやすく、情シスの実体が見えてきて良書です。
Dellだと初期セットアップ行うサービスもやってみるみたいです。 これはたしかにDellで統一出来るならかなりうれしいサービス。
技術の採用はバズワードがタイトルの書籍が30冊を超えてから
これはたしかにおもしろい考え方。 「クラウド」も2007年初刊、2010年で30冊を超えたそうです。 この時期にクラウド移行を検討というのは確かにいい時期かもですね。 技術も安定して、プレーヤーも安定してる時期との事。
ひとり情シス分類
- ジュニアひとり情シス
- 突然ひとり情シス
- ネオひとり情シス
- スーパーひとり情シス
- 旧情シス系ひとり情シス
- 経営幹部候補型ひとり情シス
- ジェネレーションX型情シス
私のタイプ的にはスーパーひとり情シスタイプかも。 おもしろい分類だ。
情シス対談
- コミュニケーションは一番大事
- 他部署のITリテラシーをいかに上げるかが課題
- ベンダー営業には、コストを下げる提案、長期のお付き合い が重要
雑感
タイトルにつられた感はあるのですが、「ひとり情シス」のKWがささる人が、 ニッチだけど社内には1人はいる。 なかなか横の繋がりもない状況なのでこういった書籍でモチベーションが保たれる。 他のひとり情シス本も読みあさってみます。